久し振りに新宿に行って来ました。何年振りか。何しに行ったのか。遅ればせながら、アニメ「涼宮ハルヒの消失」を見に行ってきました。2月に公開されて、もう4ヶ月・・・東京と神奈川では上映が終わっていましたが、新宿武蔵野館で6/26から上映があるとのことで行くことにしました。
久し振りの新宿は駅前に100円ショップができていたり、やたらコンビニが増えていたりしてびっくりしました。
なぜ今頃か、いろいろあるのですが、なぜ映画なのかということが一番ひっかかってました。で、結局見にいってもその疑問は解消しませんでした。
元々は、「涼宮ハルヒの消失」は、ライトノベルの「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズの1エピソード。シリーズがテレビアニメ化。本来、テレビアニメの中で取り上げると思われていましたが、2期に取り上げられず、映画化が発表されました。
個人的な推測なんですが、原作がストップしている今、このままテレビアニメシリーズを続けると、原作に追いついてしまうため、それを恐れて時間稼ぎにパロディの「ハルヒちゃん」とか、「エンドレスエイト」で同じ話を何話も続けたり、あげくのはては映画化まで繰り出しているのではないかと勘ぐっています。その上、映画も一度に公開せずにだらだらと続けているのもそのせい?というのはまあ考え過ぎかなとは思いますが。
ただ、その一度に公開できなかった理由のひとつは上映時間の長さではないかなという気がします。2時間43分もあるので、通常のスケジュールで組み込むのが難しかったのではないかと。
で、感想ですが確かにファンとしては充分楽しめました。逆に言うと映画で初めて見る人にとってはわけがわからないのではないかと思いました。そこがなぜ映画でないといけなかったのかという最初の疑問になるわけです。
映画は、最初はわからなくても最後には初めて見る人でもある程度のまとまったイメージができるように大抵の場合は作ってあります。
テレビアニメの映画化の場合は、総集編的なもの、番外編的なものが多いのもそのあたりを考えているためだと思います。
この作品の場合は、テレビアニメをそのまま映画にした形になっており、特に人物や背景の説明はありません。
アニメとしてはクオリティが高いかもしれないのですが、独立した映画としてみてどうか。もちろんファンのための映画であることは確かなんでしょうし、半券2枚でフィルムサービスとかが功を奏しているのかもしれません。
けれど、映画がファンの層を広げることになっているのかが疑問です。角川が、DVDとかを買ってくれる客だけを相手にしているのならしかたがないです。ハルヒちゃんの時に限定ながら無料公開して、さらに英語の字幕までつけたことに感動したのですが、それとは真逆な方向の気がします。
それと上映時間は、やはり長過ぎです。テレビアニメでは出てこない学校や通学路の描写が細かく、ファンにとっては聖地巡りというかそのあたりの楽しみが増えますが、そのために上映時間が長くなるだけの意味があるのか。それよりも、背景や心理描写に時間を割いて欲しかったです。
今日は、74.0kg、21.6%でした。
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