迷っていた映画、「私の優しくない先輩」、見てきました。公開されて1ヶ月以上たつので、結局「涼宮ハルヒの消失」を見に行って予告編を見た新宿武蔵野館しか選択肢がなく、まあこれも縁というやつでしょうか。ここは、シネコンと違って現金でしか支払いができないのがポイントマニアとしては痛いところです。ただ、webで割引券を手に入れると一般で300円引きしてくれます。
上映前に、ヒロインの川島海荷さんが歌う「majiでkoiする5秒前」がBGMで流れていて、やっぱりこの曲はいいなあといい雰囲気だったのですが、残念ながらこれ以上盛り上がりがありませんでした。
この種の映画は、もう何が大切かと言えばヒロインがいかに輝いて見えるかに尽きるのですが、中盤のちょっと深刻なシーンはよかったのですが、終盤の盛り上がりがありませんでした。恋に恋するメルヘンチックな乙女→現実を突きつけられて、自分のだめさ加減に嫌気がさす→でも周りに支えられて成長を遂げるのよくあるパターンを踏襲するわけですが、その振幅があまりに小さい。
昔、原田知世さんや薬師丸ひろ子さん、渡辺典子さんの角川三人娘の頃の映画だと、SFとか、やくざとか、時代劇とか、殺人事件とか、映画の舞台が刺激的だとそれだけで盛り上がりがあるのですが、それがこの作品だとお祭りだけなので弱いかもしれません。
でも、やはり監督の経験の問題かなという気がします。ヒロインが東京から、島へ移ってきたとか、自分の引き立て役にやはり転校生のいじめられ子を引っ張り込んだとか、好きな先輩の意外な秘密を見てしまったとか、そういう部分をもっと細かく描いて、そのドロドロを最後に爆発させて欲しかったです。
ヒロインよりも、大嫌いな不破先輩役のはんにゃの金田さんと引き立て役の喜久子の児玉さんが、いきいきとして目立ってました。
川島さんのカルピスとか、NTT等のCMで見せるさわやかなイメージを打ち砕くようなシーンを期待したのですが、難しかったようです。ならば、シーブリーズのようなもうさわやかさ満載の初々しさのイメージビデオ的な作品にした方がよかったのではないかと思いました。
エンディングは、「majiでkoiする5秒前」のプローモーションビデオとほとんど同じなんですが、まったく同じではありませんでした。アングルとか編集とかが一部違っていた気がします。
まあでもたいくつはしませんでした。高田延彦さんはほとんど台詞がありませんでした。小川菜摘さんのシーンはさらに少ないです。
お客さんは、夏休みのせいか、もうここでしかやってないせいか、そこそこ入ってました。山本監督は、今後はアニメ専門でしょうか。
今日は、74.6kg、21.9%でした。74kg台に戻りました。
【8/24追記】
Gyao!のUmika as Yamako 「majiでkoiする5秒前」(8月31日まで配信)を改めて見ると、映画の主要なシーンを含んだ青春物と言う感じでとてもいい感じなんですが・・・。
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